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情報共有の大切さ~凛の情報共有ツール~

2019-02-04

こんにちは!事務長の大西です。
新年のご挨拶もせずに1ヶ月が経ってしまい、申し訳ございませんでした。
改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月・2月の凛の動きとしましては、1月から1名看護師が入職しました!

順次、同行訪問からスタートし、少しずつ1人での訪問も増えてまいりましたので、段々と主治医の先生方・連携事業所の皆さまとのやり取りも増えてくることと思います。ご指導の程、宜しくお願いいたします。

一方、今月2月、開設以来頑張ってくれた看護師が1名退職します。訪問看護未経験で凛に入職し、所長のもと一から訪問看護を学び、一生懸命地域の利用者さまのために尽力してくれました。今では所長不在時でも安心して凛を任せられるまでになってくれて、凛としてはとても残念でなりませんが、自身の将来に向けて新たな道へ進むということで、応援したいと思います。これまで関わっていただきました皆さま、ありがとうございました。

さて、話は大きく変わりますが、ご存知のように、『情報共有』というのは、在宅療養をされている方を支える際にとても大切です。訪問診療・訪問看護・訪問介護・訪問入浴・訪問薬剤・・・等、ご自宅にお伺いするサービス自体は多くありますが、それぞれのサービス単位で見ますと、月2回であったり、週1回であったり、週3回であったり、介入する頻度はそんなに多くありません。例えば、訪問診療で処方される薬が変わったのに、他のサービス事業所では知らない、ということがあっては、私ども訪問看護の緊急対応時にその対応も後手後手に回ってしまうことにもなりかねません。

情報共有ツールとして従来からあるものとしては、電話・FAXによる共有というものがあります。電話はリアルタイム性が高く、緊急度が高い場合については、電話での情報共有はとても有用です。FAXは文書で報告を残すことで、個人単位ではなく、事業所単位に情報を共有することが可能になり、また、報告した・していないというトラブルも減るという点において有用です。

凛では、事業所内情報共有として、『チャットワーク』というアプリを使用しています。利用者さまの訪問時の状況や事業所に届く電話やFAXの情報などを、チャット形式で送り合うことで、個々に報告することなく全員で共有することができます。1つ1つの情報を全員が一堂に介する場で伝達する時間も削減されますし、メモの取り忘れもなくなります。あとから参照もできますし、訪問中に外出先でも閲覧できます。

一部、事業所内だけではなく、事業所外の主治医のクリニックとも共有しており、共通の利用者さまについてはチャットワークにて報告し合い、主治医からの指示もいただけます。

また、北区医師会では、医療・介護の多職種連携ツールとして、メディカルケアステーション(MCS)の導入を推進しています。利用者さま単位で、その利用者さまに関わる事業所(スタッフ)が承認を受け、承認を受けた事業所(スタッフ)はその利用者さまのページに報告等の情報を記録することができるようになります。前述の電話やFAXでは、一度に多数の連携事業所に報告することはできませんが、MCSに情報を記載すれば、その利用者さまに関わるすべての事業所に同じ内容の報告を1度に行うことが可能になります。

いわゆるICTの普及により、現在ではさまざまな情報共有ツールがありますが、それぞれのツールに利点・欠点などの特徴があります。その時々の状況に応じて、適切なツールを選択して、利用者さまが安心して『その人らしい』在宅療養生活をお送りいただけるよう努めてまいりたいと思います。

訪問看護ステーション凛
事務長 大西 肇

2018年の振り返り

2018-12-31

2018年が終わろうとしています。

凛はおかげさまで3度目の新年を迎えることとなります。

連携いただいている事業所の皆さま、応援してくださる利用者・ご家族の皆さま、そして日頃頑張って訪問しているスタッフの皆にも、心から感謝申し上げます。

私ごとではありますが、年度はじめのケガにより皆さまにはご心配をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。

思うようにならない体を抱え、あらためて健康であることのありがたさと、心身の不調に伴う不便さとを感じながら日々を過ごされる利用者さんの心持ちを切に体感しました。

そして、その間もスタッフの皆が一致協力して頑張ってくれたこと、2018年は私にとって忘れられない一年です。

2019年も微力ながら地域のお役に立てるよう、日々精進してまいります。

2019年が皆さまにおかれましても、どうか笑顔の溢れる一年となりますように。
良いお年をお迎えください。

訪問看護ステーション凛
所長 野上 陽子

スタッフ自己紹介-その⑧

2018-11-01

はじめまして、4月より入職しました武富(たけとみ)と申します。

苗字が珍しいのと読み仮名から沖縄の人?とよく言われますが、鹿児島県の奄美大島という離島出身です。身長が168cmなので、スポーツしてるの?とよく利用者さんやご家族に聞かれるのですが、残念ながら運動は全然できないです。ただ最近は、体力UPとダイエットも兼ねてなるべく歩いたり動いたりするように意識はしてます…。

さて、看護師としては11年目で、凛入職以前は千葉に住んでおり急性期病院で10年間勤めていました。心臓系の内科外科を経験してきました。急性期の病院でしたので、毎日のように急変の対応に追われながら働いていました。

追われるように業務をこなす日々の中、退院後の生活を視野に入れることまでなかなか手が届かず、退院していく患者さんたちを見送るだけの毎日でした。自分の中でもっとできることは無かったかなと反省することも多く、患者さんの帰る先を見据えた看護ができたらと思い、転職を考えたときに訪問看護という新しいカテゴリーに踏み込むことを決意しました。

訪問看護に来て感じることは、利用者さんや家族と話す機会がぐっと増えたことです。業務優先で働いていた10年間に比べて劇的に増え嬉しく感じました。そして、所長を始め諸先輩方の力を借りつつ、気付けばあっという間に入職して半年が経っていました。訪問看護は専門科などの隔たりがないため、より多くの知識や経験値が必要であることを痛感しています。同時に学ぶことも多くあり、自分は看護師としての伸びしろもまだまだあると気付け、未熟ながら今の自分にしかできない看護を模索しながら日々を送っています。

利用者さんやご家族のお言葉や元気な姿にも励まされつつ、看護の難しさにぶつかりながらもやりがいを感じつつ、優しく頼りになるスタッフに頼りながら働けています。利用者さんやご家族にとって、一番良い環境下で安全安楽な生活をお送りできるよう今後ともお手伝いさせていただけたらと思っています。

どうぞ、よろしくお願いします。

訪問看護ステーション凛
看護師 武富

移転しました

2018-07-02

こんにちは!事務長の大西です。

梅雨入りしたと思ったら関東では6月29日頃に梅雨明けしたと見られると発表がありました。6月に梅雨明けしたのは史上初めてのことだそうです。

そんな中、7月を迎えました。
凛は7月1日付で事務所を移転いたしました。

昨年よりスタッフも10名を超え、看護実習生を受け入れる週もあり、事務スペースがちょっと手狭に感じるようになっていました。

訪問エリアを変えることはできないため、赤羽1丁目・2丁目界隈で探していましたところ、ご縁ありまして今回のお話となりました。

新住所は、

 〒115-0045
 東京都北区赤羽2-48-3 末広ビル3階

となります。

電話番号(緊急番号)・FAX番号はこれまでと変わりません。

とても広々と快適な事務所となりましたので、ぜひお近くにお越しの際にはお立ち寄りいただけたらと思います。

梅雨が明け、これから益々暑くなってまいります。

ご自宅で過ごされる皆さま、利用者さま宅を訪問する皆さま、くれぐれもご自愛いただき、適切な水分補給・エネルギー補給・塩分補給にご留意ください。

訪問看護ステーション凛
事務長 大西 肇

ある訪問リハビリの利用者さんのお話

2017-12-29

こんにちは、理学療法士(リハビリ)の南山です。
今回は、悪性リンパ腫から急激な認知機能低下やせん妄を発症した利用者さんのご自宅での生活を支援するために、訪問リハビリを行なったエピソードをご紹介します。

がんの治療が困難となったために病院を退院し、自宅で療養される利用者さんを訪問看護ステーションで支援することはしばしばあります。

訪問リハビリは、筋力などの心身機能を維持して歩行や起き上がり動作などのADL能力を維持する、本人のQOL(生活の質)の向上や疼痛部位の緩和、ご家族の介護負担の軽減、ご本人がご家族と過ごす時間を増やす、といった目的で行ないます。私ども凛のリハスタッフと訪問看護師、主治医である訪問診療医または病院の医師、ヘルパー、介護支援専門員(ケアマネージャー)、そしてご家族とが緊密な連携をとりながらご自宅での生活を支援していきます。

この利用者さん(以降、Sさんとします。)は急激な認知機能低下やせん妄があり、ご家族の介護負担の増大が見られました。

認知機能の低下する疾患で代表的なものにアルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)があります。物忘れなどの記憶障害や時間の見当識障害が生じ、徐々に言語能力障害(言葉の認識、発語など)、遂行機能障害(計画して実行する能力)などの症状が現れてきます。症状や進行のスピードには個人差があり個々に異なります。

Sさんはリハビリ開始時には記憶障害、見当識障害と言語能力障害があり、リハビリの際に手足を一緒に動かしてもらうよう指示をするのですが、言語能力障害により指示の内容を理解することが困難でした。そのため筋力を鍛えるための運動、起き上がる動作や寝返りの動作などにおいて工夫が必要であり、ご本人の体による体性感覚を利用して反復し、簡単な言葉で動作の仕方を伝え、覚えてもらうようご家族にも指導させていただきました。

食べたばかりなのに「食事はまだか」と怒り出すこともありました。食事の際は覚醒が悪く時間を要するため、ご家族ですべて介助して口まで持っていってしまう場面は致し方ないことです。しかし、本人に食べる物を目で見てもらい、そこから自分で食べることにより、食べたという記憶が視覚から入力され、食事をしたことが記憶に残りやすい場面がありました。

その後覚醒が低下したり、落ち着きがなくなったりすることが多くなったため、薬を服用し目を閉じて寝ていることが多くなりました。そして本来持っている筋力が発揮できなくなり、外出も困難になりました。ご家族はスロープを使用して車椅子で外出ができるよう、玄関の外の外壁を撤去するなどの大掛かりな工事を決断されました。

Sさんの記憶については、自宅にいた状態でリハビリ中にSさんの昔の話を質問しても、なかなか思い出すことが困難でした。しかし車椅子で散歩を行なうと、Sさんの高校時代の話を回想法で再現することができました。実際に通学していたその場所に行き、そのときのお話をすることで高校時代の話やそれに付随した他の話も引き出すことができました。翌日以降も自宅内でいろいろなお話ができるようになり、目に見えて効果があったことに対しては、私自身もとても嬉しかったです。

その後、朝はなかなか覚醒が悪く起きられないことがあっても、リハビリ時の車椅子での散歩は楽しみにされ、いつも起きて着替えて待ってくれていました。近くの公園で紅葉を観ていると、自らその公園の歴史や地元の話もしてくれました。

最後まで “その人らしく” SさんとSさんのご家族の生活の支援を、私ども凛のリハビリ・訪問看護スタッフと主治医である訪問診療医、ヘルパー、介護支援専門員、そしてご家族がチームとなり連携を取ることで実現できたのではないかという一例でした。

訪問看護ステーション凛
理学療法士 南山 聡太郎

今年1年の振り返り

2017-12-01

お久しぶりです、事務長の大西です。
ここ最近のブログは、所長やスタッフにお願いしていましたので、久しぶりの登場となってしまいました。

さて、12月に入りました。今年ももう残すところあと1ヶ月です。この1年を振り返り、そして来年へ活かす準備の1ヶ月にしていきたいと思っています。

凛は2年目に入り、2回目の年末年始を迎えます。
年末年始の訪問スケジュールについては、29日(金)までは通常の訪問、30日(土)~1月3日(水)は、一部の利用者さまを除き、休日と同様の対応とさせていただきます。今、通常訪問時にスタッフがご都合を聞いていることと思いますので、ご確認をお願いいたします。

現在、スタッフ総勢11名となりました。
看護師2名、リハビリ2名が今年から仲間に加わりました。
スタッフが増えたからこそできるようになったこともあります。逆にスタッフが増えたからこそ、同じ気持ちとスキルで看護・リハビリを提供するというのは、大きなテーマ(課題)です。
日々、所長を先頭に、この課題に真っ向からぶつかり、試行錯誤しながらも前進しております。スキルの面だけで言えば、今年は外部研修に各スタッフが積極的に参加してくれました。そして振り返りの伝達講習で、他のスタッフへ伝えることで学びを深めています。小さな事業所ゆえに、外に出て新しい情報や技術を身に付けなければ、『井の中の蛙』のままになってしまいます。来年以降も既に予定しておりますが、引き続き研鑽に努めていきたいと思っております。

また、今年は本格的に看護学生の実習をお受けしてまいりました。
板橋中央看護専門学校の第1・第2両学科の実習生が相次いでいらっしゃいました。4日間という短い期間ですが、皆さん何かを吸収しようと一生懸命に勉強され、4日目のカンファレンスでは、当方の看護師・理学療法士の前で4日間の学びとケース検討を緊張しながらも頑張って発表していました。我々も学生さんの姿を見て、また指導することで気づくことも多々あったかと思います。とても良い経験をさせていただいております。学生の皆さん、年明けの国家試験に向けて年末年始も無いかと思いますが、ラストスパート頑張ってください!
また改めて、実習にご協力いただきました利用者の皆さま、ありがとうございました。

来年も今まで以上に利用者さんの『その人らしさ』を大切に、療養生活のサポートができればと思っています。ぜひ、患者さま・ご家族さま・連携事業所の皆さま、お気づきのことがございましたら、忌憚ないご意見・ご指導のほどを、宜しくお願い致します。

また、私たちの取り組みを見て、仲間に加わり、北区・板橋区・足立区・荒川区・豊島区地域の在宅医療・介護の一端を担いたいと思われる各職種の皆さま、ぜひお声がけください。

12月は何かと忙しい月です。利用者さま・ご家族さま、それを支える連携事業所の皆さまにおかれましても、くれぐれも体調管理にはご留意いただき、健やかに新しい年をお迎えいただけることを切にお祈りいたします。

訪問看護ステーション凛
事務長 大西 肇

スタッフ自己紹介-その⑦

2017-11-01

はじめまして。理学療法士の新宮と申します。
今年の8月から凛のメンバーに加わりました。

理学療法士になって6年目になります。
回復期のある療養型病院で4年と別の訪問看護ステーションにてリハビリの経験を積んでまいりました。
病院では患者様の平均年齢が80代後半で、主な病気以外に既往歴(内臓系の病気、高血圧)も多くある方、認知症の方、臥床傾向になり車椅子への移乗も困難な方がいらっしゃいました。
転倒・転落しないための環境設定や褥瘡予防のための寝る姿勢のポジショニング、寝たり起きたり移動したり等の訓練をその方の身体状態や認知のレベルに応じた運動内容で行なっていました。

ただ、身体状態がわるくご家庭で介護ができない方が入院され、退院できずに病室で亡くなられるケースも多かったり、ご本人の運動意欲が低い場合や院内の環境からできることも少なかったり、なんとか楽しみを見つけてあげたいと思いお話を聞いてリハビリを行なっていても、本当は「家に帰りたい」という思いが強かったり、自分の力の及ばなさを感じることもたびたびありました。

自宅で生活をさせてあげたい、自宅で過ごせるようリハビリ職として関わりたい、という思いから訪問リハビリに興味を持つようになり、訪問看護ステーションに移りました。

まだまだ、利用者様おひとりおひとりの生活を深く理解して関わる力は足りないと思いますが、リハビリ職として、また人として信頼される存在になれるよう日々勉強し、利用者様の日常生活での楽しみを共有させていただき、リハビリをすることで今までできなかったことができるようになったと言ってもらえるセラピストを目指して頑張っていきますので、どうぞよろしくお願い致します。

訪問看護ステーション凛
理学療法士 新宮 崇宏

認知症について②―北区の認知症支援について―

2017-09-11

こんにちは、理学療法士(リハビリ)の南山です。

前回のブログでは、認知症に関しての課題をお伝えさせていただきました。今回は北区における認知症支援についてご紹介したいと思います。

北区には、認知症の方やその家族が地域で安心して生活できるよう、地域の支え合いを進める交流・活動の場として「オレンジカフェ きたい~な」という取り組みがあります。皆さまご存じだったでしょうか。

このカフェには、認知症の方はもちろんのこと、そのご家族、認知症サポーター等、だれでもが参加することができます。

北区内のさまざまな施設で月に数回実施されていて、予約は不要です。認知症についての正しい情報を案内しているほか、専門スタッフによる相談も受け付けています。

なお、場所等の詳細に関しては北区のホームページをご参照ください。
https://www.city.kita.tokyo.jp/korefukushi/kenko/koresha/kenkozukuri/nintisyoukafe.html

―平成29年度日程表―
https://www.city.kita.tokyo.jp/korefukushi/kenko/koresha/kenkozukuri/documents/29kafetirasi.pdf

また一方で、「北区認知症あんしんなび」という冊子も発行しています。こちらも北区のホームページからダウンロードすることができます。

https://www.city.kita.tokyo.jp/korefukushi/kenko/koresha/ninchisyo/carepass.html

ご家族やお知り合いの中に、“最近物忘れが多くなった”、“以前はよくしゃべるほうだったのに、何か最近元気がなくなってきた”、などと感じる方がいらっしゃいましたら、この「北区認知症あんしんなび」の中に簡単にできる認知症チェックリストがありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

注:認知症の確定診断に関しては医師による診断が必要です。
  最後のページには東京都北区医師会のもの忘れ相談医がいる医療機関の名簿があります。
ご心配な方は1度専門医に相談してみてはいかがでしょうか。

当ステーションでも上記の情報はお伝えできますので、お気軽にご相談ください。
北区の皆さまを少しでもご支援できるよう、私たちもお役に立てれば幸いです。

訪問看護ステーション凛
理学療法士 南山 聡太郎

スタッフ自己紹介-その⑥

2017-09-01

はじめまして。看護師の谷本と申します。

今年4月から凛のスタッフに加わり、訪問させていただいています。経験年数は14年弱で、今まで病院勤務をしていました。その後仕事から離れ育児に専念していましたが、地域の方々に役立つ仕事をしたいと思い、以前から興味のあった訪問看護に初めて携わることになりました。

仕事をはじめた当初は、利用者さんのことで何か相談したい時、すぐそばに医師や同僚の看護師がいない状況で自分はやっていけるのか?という不安でいっぱいでした。
しかし、所長をはじめスタッフの皆さんに一から色々ご指導をいただき、時間や場所関係なく相談できる環境が整っていること、原理・原則・根拠に基づいて看護を行うことに病院も訪問も変わりはないこと、目の前にいる利用者さんやご家族の状態把握に一所懸命に努めること、自分の看護に自信を持ち訪問を重ねることで不安を克服しつつあります。
数か月経過した今では、看護の楽しさ・やりがいを感じており、育児と仕事の両立が叶っています。

これからも訪問看護師として知識・技術を深め、しっかり自分の役割を果たしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

訪問看護ステーション凛
看護師 谷本
https://www.houkan-rin.com

認知症について①―認知症ケアの課題―

2017-08-21

こんにちは、理学療法士(リハビリ)の南山です。
先日、東京都北区の認知症ケア向上多職種協働研修に参加してきましたのでその内容について少しお話しさせていただこうと思います。

はじめに認知症についての講義がありました。

認知症の危険因子としては脳や心臓の疾患(病気)、糖尿病、喫煙、飽和脂肪酸の多い食事や運動不足などがあります。

いくつになっても運動は大切ですね。リハビリ職としてはこのあたりが特に気になってきます。

余談ですが、60歳以下の一般の成人の平均歩数は男性が8,202歩、女性が7,282歩です。厚生労働省はそこに1,000歩(時間にして約10分、距離で600~700m)をプラスした数字を目標に掲げています。つまり男性9,200歩、女性8,200歩になります。
歩くといった行為は心臓や身体に負担がかからず、一生続けられる運動です。一生できることをしなければ意味がありません。

すみません、話を戻します。

次に、保護因子としては複雑で高度な労働、豊かな社会的ネットワークと役割、精神的に刺激的な活性、高度不飽和脂肪酸を含む食事(魚関連、特に青魚)や運動などです。

つまり人々と交流を持って活動する機会を得て、日本食を中心とした食事を心がけ、さらに運動するといった事が必要になります。日本食は塩分少な目で魚が中心です。塩分を取りすぎて動脈硬化を起こしてしまうと認知症になりやすいということです。

アメリカの修道女を対象とした現在も進行中の研究があります。認知症の参考にご紹介させて頂きます。

対象の修道女は75~106歳で、若い時期から修道場で同じ食事・教育内容で生活し、禁煙・禁酒をしていました。
その中で若い時期から語学力が高かった修道女については、認知症の発症が少なかったのです。
現在の生活において、知的活動が少ないグループより、多いグループのほうが4年後の認知症発症のリスクは47%減少していたということです。

最後に多職種とのグループワークがありました。

私のグループでは介護福祉士・薬剤師・看護師・ケアマネージャー・歯科衛生士の皆さんが参加されていました。

ケーススタディを行い、その中で認知症の方の服薬に苦労しているという話が多くあがりました。

ひとり暮らしの方はつい薬の飲み忘れが生じがちです。特に要支援の利用者さんはヘルパーが介入できる回数は決まっているため、薬を飲ませるサービスやボランティアなどがないかという意見がありました。

一方で、薬を飲ませてその利用者さんに薬の副作用や状態の変化が発生した時に、その状況をきちんとご家族や担当のケアマネージャーへ報告したり、医療機関の受診を促したりできる方でなければ、服薬に関しての相談はできないのではないか、という議論になりました。やはり、服薬を見守ることには、服薬をフォローするという責任が生じますので、なかなか難しいのが現状です。

認知症は忘れずに服薬することで、進行の予防が大いに期待できます。これから認知症の方をどうフォローしていくか、まだまだ課題がありそうです。

訪問看護ステーション凛
理学療法士 南山 聡太郎
https://www.houkan-rin.com

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