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7月, 2017年

在宅看取りにつて

2017-07-31

今月7月14日、聖路加国際病院名誉院長であられた日野原重明さんが105歳で逝去されたというニュースが日本中に流れました。ご高齢でありながら、超人的にご活躍している姿にどれほど励まされたことかと思います。

「与えられた命」について、最期までビジョンを持っていたことに驚かされました。日野原先生から伝えられたメッセージはたくさんありますが、最期まで先生自身がわが身をもって教えて下さったのは、「人間は自然に亡くなる力を持っている」ということだと感じられました。

現在訪問中の利用者の家族の方が、「餓死させるみたいで、飲めなくなるのが怖い」と話してる頃に、日野原先生逝去のニュースでしたので、不安で入院させようかと思っていた家族の覚悟が決まりました。「自然な形で苦しまないなら、在宅看取りしてあげたい。長年の介護で、やりきった感があるので、いつ何があっても大丈夫です。お風呂に入れてあげたいと思います。」と。

大往生するためには、点滴や余計な栄養は必要ないことであり、過剰な水分を入れないことで吸引をする必要がなくなり、心臓に余分な負荷がかからず、苦痛の緩和になっていること。分かりきってはいても、いざ自分の家族が同じ状態になった時に、同じ判断ができるでしょうか?家族の立場に立って、迷い苦しむ家族と一緒に考え、寄り添ってあげることが大切です。

日野原先生が残して下さったメッセージを大切に、地域社会に貢献していきたいと気持ちを新たに致しました。ご冥福をお祈りいたします。

在宅療養相談窓口担当 長川

 

 

 

6月の窓口活動

2017-07-03

梅雨に入り、突然の天候変化があったりと毎日の雨雲レーダーチェックが欠かせない季節となりました。

6月は、訪問看護の新規依頼がたてこみ窓口の活動より、ステーションの活動が増えている状態でした。がん末期で退院するケースが増えていることを肌で感じています。その中で、出会った印象的なケースを紹介したいと思います。

がんの末期で、「緩和ケア病棟で最期は迎えたいが、できるたけ独居でも在宅で過ごしたい」と希望し、生前契約機関と契約し在宅療養を支援しています。この契約は、身内のいない方や家族関係に問題があったりする方にとっては、安心できると仕組みだと思われますが、サービス提供者側はすべての契約に同意を得なければならず、煩わしい感じがします。その上、転倒したり通院介助が大変になってくると、「早く入院させましょう」と本人の意思決定はどこにいってしまったのでしょう?と感じる部分もあります。

服薬管理に関しては、「服薬支援ロボ」を導入し症状緩和が図られています。脳転移などで短期記憶の欠損がある方にはとても助けられています。ロボ自体は、薬局がレンタルしたり購入している薬局があるので、訪問薬剤管理指導で、薬剤師がセットして下さいます。ぜひ、利用してみてください。

独居で最期をどうするのか、大きな課題を感じます。

在宅療養相談窓口 長川

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