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12月, 2017年

独居・認知症高齢者を持つ家族支援について

2017-12-04

師走に入り、一気に忙しく感じてしまいます。

北区在宅療養相談窓口に寄せられる相談ケースで、家族として自分自身も考えさせられるケースがありました。北区は、都内でも高齢化率が高い地域として知られています。それと同時に独居や老々世帯が多いことも地域特徴でもあります。高齢者が多いことで、がんや認知症疾患が占める割合も高く、「最期まで自宅で過ごしたい」と希望する高齢者が多いにもかかわらず、施設や病院で最期を迎える方が多いのが現実となっています。

今回のケースは、ケアマネからの相談で、独居の認知症高齢者が、肺炎に伴う心疾患で身動きができなくなり救急搬送入院され、治療や検査のため、膀胱にカテーテルが留置され、点滴治療のため抑制されながら治療。主治医から、「自宅には戻せない」と言われ、海外在住の家族が呼ばれインフォームドコンセントされましたが、主治医の説明に納得できない家族は、試験外泊を希望。2泊3日の外泊中、食事や排泄は何とかできたものの、自宅の住所が書けなくなっている事実から、認知症の進行を受け止めざるを得ない状況。しかし、「施設はまだ早い」と家族は渋っている。今後の療養先について窓口相談されました。

独居高齢者の家族の年代は、まだ就学中の子供がいるため、すぐに同居することはできません。家族の住む場所を変えることは、子供の学校や自身の仕事をどうするかもあり、すぐに同居決断できません。家族の愛情がない訳ではありませんし、親の心配をしていない訳でもありません。覚悟と決断が必要なのです。独居は困難なことも理解し、いったいどうすればいいのか?毎日サービスが何回入れば安心でしょう。介護保険サービスだけでは、充足されません。

そこで、グループホームを提案しました。少人数でアットホームな環境で共同生活し、できることは一緒に行うことで、治療効果も期待できることなど、家族も安心して任せられる場所であると理解され、すぐにグループホームへの入居を決断されたようです。

認知症で困るケースは、独居だけではなくBPSDなど様々な問題が重なり合い、すぐに解決できないことがほとんどです。認知症ケアは正しい診断と、疾患の理解が家族のためにも重要です。北区には、地域連携型認知症疾患センターである「オレンジほっとクリニック」があります。状況により、アウトリーチして頂けることもあり、地域の心強い存在となっています。

「オレンジほっとクリニック」 http://orangehot.jp/

北区在宅療養相談窓口 長川

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