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12月, 2018年

終末期医療について考える・・・

2018-12-03

先月は意思決定支援のことについて取り上げましたが、今月は終末期医療のことについて考えてみたいと思います。先日、NHKのドキュメンタリー番組で「人生100年時代を生きる」第2回、~命の終わりと向き合うとき~が放送されました。その中で、90歳を超える超高齢者が救急搬送されてきます。もちろん、救命のために搬送されるのですが、在宅看取りを予定していた療養者が搬送されていきます。家族は、挿管するかどうか10分で考えて下さいと医師から判断を問われます。家族は、挿管を選択するということになります。「今は、急変であり、看取りの時ではない。」と家族は判断しているのです。胃ろうの選択や、人工透析の継続(重度認知症になっても)の問題も取り上げられていました。

医療が進歩し、どんな状態でも生きていける時代となり、最期をどうするのか選択しなければならない時代になってきています。そのため、医学会や国では延命医療の開始・中止に対するガイドラインができています。4つほど紹介します。

  • 「高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン人工的水分・栄養補給の導入を中心として」(平成24年6月)
  • 「持続血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」(平成26年6月)
  • 「救急・集中治療における終末期医療に関するガイドライン」~3学会からの提言~(平成26年11月)実際の選択肢の例:人工呼吸器、ペースメーカー、補助循環装置、血液透析の終了、昇圧剤、血液製剤の投与量の変更、心停止時に蘇生を行わない等
  • 「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」(平成30年3月)

このようなガイドラインができたことで、最期をどうするのか、リビングウィル、事前指示書が療養者だけではなく、すべての国民に「我がこととして考えなさい」ということが言われています。私たち看護職は、医療に関わる専門職とし、関わる全ての人に適切なサポートをしていく必要があります。

北区在宅療養相談窓口 長川

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